
新築の庭について考えるとき、せっかくならセンスのいい、きれいな庭をつくりたいと考えるものです。
理想の庭を実現するには、庭の種類やポイントなどをおさえておく必要があります。
今回は、新築の庭デザインに関する知識を解説します。
庭そのものを作るかどうかの判断から解説しますので、現在庭づくりについてお悩みの方はぜひご覧ください。
庭をつくるメリット・デメリット

新築や庭づくりを検討した際「そもそも庭は必要なのか」の時点から検討したい場合もあるでしょう。
この場合、庭を造ることで得られるメリットとデメリットを理解していると判断しやすくなります。
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メリット |
デメリット |
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新築の予定地やライフスタイルによっては、メリットが十分に得られない場合や、
デメリットの方が大きく感じることもあるでしょう。
また、庭でやりたいことの内容によっては狭い庭でも十分対応できる場合もあります。
家における外構や庭の役割

家における外構や庭には、さまざまな役割があります。
おしゃれで機能的な庭を手に入れるには、できるだけ庭の持つ役割を発揮できる環境を構築する必要があります。
求める機能によっては、ある程度敷地を確保するなど、新築を建てる前から検討した方がいい場合も少なくありません。
新築を建てる際に庭もセットで考えることが多いのはこのためです。
庭の必要性や機能を検討する場合はもちろん、庭に対するこだわりがある場合も、以下の機能を意識しながら考えましょう。
プライバシーの確保
一戸建てで暮らす場合、重要なのがプライバシーの確保です。
新築で快適に過ごすには、外部からの視線や音を遮るだけでなく、家から出る音を漏らさないようにする必要もあります。
この機能を果たすために活用されるのが、以下の外構です。
- 塀などの外壁
- 目隠しフェンス
- 背の高い樹木(植栽)
- 密生している植物(植栽)
なお、これらはプライバシー確保に役立つものですが、
何も考えずに配置してしまうと閉塞感や日光の遮りによる室内の暗さを招く恐れがあります。
設置の際はほかの機能やデザインへの影響を意識しましょう。
防犯性の向上
プライバシーの確保と同じくらい重要なのが、防犯性です。
先ほど解説した塀やフェンスはプライバシーの確保だけでなく防犯性の向上でもよく活用されています。
なお、防犯性を向上させたい場合は、それに適した素材・サイズのものを選ばなくてはなりません。
また、塀やフェンス以外にも防犯に役立つ外構はたくさんあります。以下はその一部です。
- 砂利:不審者に侵入されても音で分かる
- 時刻・人感知センサー搭載の照明:不審者に侵入されても照明の点滅で分かる
- 防犯カメラ・カメラ付きインターホン:侵入・訪問してきた不審者の外見や声が分かる
防犯性を向上させたい場合は、複数の外構を組み合わせると効果を高められます。
活用できるものがないか、広い視野で探すのがポイントです。
機能性向上
新築やその周辺の機能を向上させることで、より快適に過ごせる空間を構築するのも、庭の役割です。
たとえばウッドデッキやタイルデッキは、掃き出し窓から新築の延長として、
家と庭の出入りをよりスムーズに行うものとして機能します。
駐車場やカーポートを設置すれば、駐車や車のメンテナンスなどを庭で済ませられるようになります。
ライフスタイルなどから欲しい機能を明確化しておけば、おしゃれなだけでなく実用的な庭を手に入れることもできます。
外観向上
美しくデザインされた新築とそれに調和する庭は、外観を大きく向上させます。
四季を意識した植栽を植えた庭やアプローチなどにこだわった庭は、
見た目が美しいだけでなく住まいとしての魅力を大きく高めてくれます。
外構は家の第一印象を決める効果もあります。
外観にこだわる場合は新築だけでなく、庭も同じくらいのこだわりを発揮することをおすすめします。
外構の主な種類と特徴

外構にはさまざまな種類やテイストがありますが、大きく分けると以下の3つに分類できます。
- オープン外構
- クローズ外構
- セミクローズ外構
次はそれぞれの特徴について解説します。庭づくりの参考にしてください。
オープン外構
道路と庭の境界に柵や塀などの区切りがないタイプです。
道路から家の玄関まで見渡せるのが一番の特徴で、開放的かつ日当たりのいい敷地を確保できます。
このことから、庭に活用できる面積が狭い場合や、北向きの敷地でよく採用されるようになりました。
開放的な庭を演出でき、日当たりや風通しのいいタイプの庭ですが、
半面視線を遮るものがなく、プライベートや防犯面で不安を覚えるケースもあるようです。
クローズ外構
クローズ外構は塀やフェンスで敷地全体が囲まれているタイプです。プライバシーや防犯性の確保に優れています。
周りの目線などを気にせず庭を有効活用できるほか、子供やペットの飛び出しも防げるメリットもあります。
敷地の広い邸宅ならどっしりとした重厚な印象を楽しめるほか、塀やフェンスに工夫して楽しむことも可能です。
しかし塀やフェンスを多く使う分、ほかのタイプに比べるとコストは大きくなる傾向にあります。
また、中にいったん入ってしまうと外からの死角になるため、侵入者のターゲットになることもあるようです。
また、狭い敷地だと重厚感よりも圧迫感の方が強くなる可能性があるのも、デメリットといえるでしょう。
セミクローズ外構
セミクローズ外構は、敷地の一部だけに塀やフェンスを建てるタイプの庭です。
オープン外構とクローズ外構のメリットをバランスよく取り入れられます。
プライバシーを確保したい部分だけ隠して、玄関周りはオープンにするなど、見せたい場所を選択できるのがメリットです。
また、塀やフェンスもクローズ外構より少なく済む分、コストも抑えられます。
デザイン性の自由度が高いタイプですが、オープンな部分から人が侵入しやすく、
塀やフェンスのある部分は死角になるため、防犯対策が必要です。
また、コストを安く抑えられるとはいっても、オープン外構に比べるとコストはどうしてもかかってしまうのも短所といえます。
庭の主な仕上げ方法と特徴

庭の仕上げ方法は外観や費用などのさまざまな要素に影響します。
庭の種類と共に、主な仕上げ方法とその特徴について解説するので、これまでの内容と併せてこちらも参考にしてください。
土
もっとも簡単かつ安価な仕上げ方法です。特に施工も必要ないため、予算の余裕がない場合はこの方法が採用される傾向にあります。
しかし、見栄えという点でいえば、ほかの方法の方が優れているといえるでしょう。
また、雨や雪が降ると庭がぬかるみやすくなります。
乾燥すると今度は砂ぼこりがたちやすくなるので、天候によっては庭を使いたくても使えない状態になります。
このほか、雑草も生えやすいためそのための対策を自分で講じなくてはなりません。
費用を抑える方法を採用したはずなのに、結果的にメンテナンス費用がかかってしまったケースもあります。
管理の手間を考える場合は、ほかの方法を取った方がいいでしょう。
砂利
細かい石を敷き詰める仕上げ方法です。
見た目がすっきりしあがるうえに、雑草が生えにくくなります。歩くときに音が出るため、侵入者対策としても有効です。
水はけがよくなる分、庭の劣化を防ぐ効果も期待できます。
砂利にはさまざまな色や形・大きさがあり、新築のテイストやカラー・外観のこだわりに合わせて選べます。
ただ、やや歩きにくさを感じることもあります。
足が悪い方がいる場合や、自転車・ベビーカーを多用する場合は、ほかの方法を取った方がいいでしょう。
また、落ち葉などのごみがあると掃除しにくいため、設置する場合は掃除しやすいタイプの植栽をおすすめします。
芝生
天然芝または人工芝を敷き詰める仕上げ方法です。芝生で庭を仕上げると、緑を感じつつ遊びやすい庭を造れます。
設置する芝の種類でも特徴が異なるため、扱いやすい方を選ぶのがポイントです。
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メリット |
デメリット |
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天然芝 |
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人工芝 |
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このように、それぞれメリット・デメリットがあります。外観や庭に欲しい機能に合わせて選びましょう。
コンクリート
耐久性が高くメンテナンスしやすい仕上げ方法です。
掃除も簡単で、ほうきで掃くか水で洗い流せばきれいにできるほか、雑草も生えにくくなります。
タイルなどを敷き詰めれば、機能だけでなくデザイン性も追求できます。
便利な反面、照り返しが強くなるため暑い時期はその影響を受けやすくなる可能性があります。
また、庭の土をすべてコンクリートで覆ってしまうと、ガーデニングや植栽は植えられません。
どうしても庭の模様替えをしたい場合は、コンクリートを取り除く解体作業が必要になります。
おしゃれな庭を造るためのポイント

おしゃれな庭を造るには、庭のこだわりや新築との統一感など、複数のポイントをおさえておく必要があります。
次はセンスのいい庭や外観を作るためにおさえておきたいポイントについて解説します。
採用するテイストに合った色と素材を選ぶ
まずは外構デザイン全体のテイストを決めましょう。外構によく採用されるテイストはさまざまです。
- シンプルモダン
- 南欧・北欧
- 和モダン
- ジャパンディ
- ホテルライク
- リゾート
テイストを決めたらそれに合わせて色や素材を選びます。
例えば、シンプルモダンやホテルライクな庭には、スタイリッシュさと開放感を両立できるアルミ製品などが採用されます。
カラーは白を基調にしつつ、くすみカラーを取り入れることでテイストを意識しつつおしゃれな雰囲気を生み出せます。
テイストを大切にしつつ色と素材を意識することで、統一感ある庭を作り出せます。
新築との調和を意識する
外構における統一感は、外観の完成度に関わる重要な要素です。庭だけでなく、新築との統一感も意識しましょう。
建物のテイストやカラー・質感が異なると、ちぐはぐした印象を与えてしまいます。
外構と新築に共通点を作ると、統一感を高めつつおしゃれな外観を構築できます。
具体的な方法としては、以下のものがあります。
- 外壁材に使ったタイルや塗料を門壁や塀に採用する
- サッシや玄関ドアと同じ色や素材を取り入れる
外構の塗料や素材は外構業者ごとに用意・発注できるものが異なります。
外構を選ぶ際は、専門業者に相談しながら検討しましょう。
将来を見据えて敷地全体を計画する
庭づくりを考えるとき、多くの方が完成した時をゴールとして考えます。
しかし、新築時の予算や現在の要望だけで考えてしまうと、将来の後悔につながる可能性があります。
外構について考える際は、新築完成時のときだけでなく、将来のライフスタイルの変化も含めて検討しましょう。
たとえば、植栽を長くきれいな状態で保つには、メンテナンスする手間や費用が必要です。
普段植栽の手入れをする時間や費用を捻出するのが難しいのに手入れが大変な品種を取り入れてしまうと、
後々後悔する事態につながりかねません。
庭のデザインを検討する際は、年齢を重ねたあとや子どもがいる世帯はその子が成長した後のことも考慮して考えましょう。
生活感を隠す
新築の外回りには、以下のようなものがよく設置されます。
- エアコンの室外機
- 給湯器
- 洗濯物干しスペース
これらのものが外から見える位置にあると、おしゃれな庭を造っても生活感が出てしまいます。
生活感のあるものは、目隠しフェンスや植栽を用いて隠した方がいいでしょう。
奥行きや立体感も意識する
センスのいい庭づくりを意識すると、つい平面上の設計に注目しがちになります。
しかし、実際にセンスのいい庭は、平面だけでなく奥行きや立体感も考慮して外構を配置します。
配置を検討する際は、奥行きや立体感も考慮しましょう。
たとえば、アプローチや門壁の位置を前後にずらして配置すると、庭に奥行きを与えられます。
これにより、敷地を広く見せる効果が期待できます。
テラスやアプローチのステップに併せて花壇や植栽を配置すれば、立体感による変化を演出できます。
外構の配置は庭の印象を大きく変える要素です。平坦・殺風景な印象を避けるためにも、奥行きや立体感にも注目しましょう。
適度に天然素材を取り入れる
植栽や自然石を配置すると、一気におしゃれな印象を作り出せます。
植栽の緑や四季折々の花は、空間を一気に華やかにしてくれる要素です。天然石は高級感を生み出せます。
庭に変化やアクセントを与えたい場合は、天然素材を積極的に取り入れましょう。
なお、天然素材はメンテナンスしないとデザイン性を大きく下げるものもあります。
美しい状態を維持できるかも加味しながら考えましょう。
アイキャッチポイントを作る
アイキャッチポイントとは、庭の中心でありデザインの要になる要素のことです。
デザイン性にこだわった門柱やアプローチ・シンボルツリーなどが該当します。
見た目の印象に残りやすいものを設置することで、デザイン性をより高められます。
なお、新築もまたアイキャッチポイントに活用できるものです。
家をそのままシンボルとして活用する場合は、外構はあえてシンプルに仕上げるとおしゃれにできます。
全体のバランスを見ながらバランスを取るのがポイントです。
照明にもこだわる
庭は太陽の出ている時間と夜ではガラッと見た目が異なります。
センスのいい庭を造りたいなら、照明にもこだわりましょう。
スポットライトで植栽や家を照らしたり、間接照明でやわらかに演出したりと、さまざまなやり方が採用できます。
外観全体が美しく見えるようなライティングを意識しましょう。
まとめ
新築の外観は、庭のデザイン性により完成度が大きく変化します。
理想の庭づくりを実現するためにも、センスのいい庭を造るためのポイントをしっかりおさえておきましょう。
ザ・ガーデンでは新築の庭づくりに関するご相談を受け付けています。
センスのいい庭を造りたい・新築をよりきれいに見せたいなどのお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。