
外構において、意外と頭を悩ませる方が多いのがフェンスの設置です。
せっかくこだわって設置したのに、後から変更したくなってしまったというケースもあります。
これを避けるためには、設置する際のポイントをおさえておくことが大切です。
今回は、外構でフェンスを設置する際におさえておきたいポイントや、
施工を依頼する業者を選ぶ時に注目しておきたい要素について解説します。
目的別フェンスの種類

フェンスは、設置する目的によってデザインや機能が異なります。
設置後に後悔しないためにも、まずはフェンスの種類とそれぞれの特徴を知り、目的に合ったものを選ぶことが大切です。
目隠しフェンス
目隠しフェンスは、外からの視線を遮り、プライバシーを確保するためのフェンスです。
視線をしっかり遮るタイプから、光や風を適度に通すタイプまで、さまざまなデザインがあります。
素材やカラーも豊富で、住まいの外観やお庭の雰囲気に合わせて選べます。
選ぶ際は目隠しの効果だけでなく、採光や通風・デザインとのバランスも考慮しましょう。
縦格子フェンス
縦方向に格子が並んだデザインが特徴のフェンスです。
適度なすき間があるため、風や光を通しやすく、圧迫感を抑えながら敷地を仕切ることができます。
すっきりとした縦のラインが、外構にスタイリッシュな印象を与えます。
メッシュフェンス
メッシュフェンスは、網目状の構造が特徴のフェンスです。
目隠しフェンスのように視界を遮ることは難しいものの、
敷地の境界を明確にしながら、圧迫感なく空間を仕切ることができます。
シンプルなデザインが多く、周囲の景観にもなじみやすいのが特徴です。
開放感を保ちながら、敷地の境界をすっきりと整えたい場合に適しています。
アルミフェンス
アルミを素材としたフェンスで、デザインやカラーの種類が豊富なのが特徴です。
目隠しタイプや格子タイプなど、さまざまな形状があり、住宅の外観や外構のデザインに合わせて選べます。
比較的軽量で、さびにくく、お手入れしやすい点も魅力です。
スチールフェンス
スチールフェンスは、強度のある鋼材を使用したフェンスです。
メッシュ状のデザインが多く、風や光を通しやすいため、圧迫感を抑えながら敷地の境界を仕切ることができます。
シンプルで周囲の景観になじみやすく、境界フェンスとして幅広く採用されています。
※スチール製は、製品の表面処理や設置環境によってさびへの強さが異なります。
ウッドフェンス
ウッドフェンスは、木の温かみを感じられるフェンスです。
ナチュラルな雰囲気の住まいやお庭と相性がよく、外構にやわらかな印象を与えます。
天然木と人工木の2種類があり、それぞれに異なる特徴があります。
見た目の好みだけでなく、耐久性やメンテナンスのしやすさも考慮して選ぶことが大切です。
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種類 |
メリット |
デメリット |
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天然木 |
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人工木 |
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生垣
生垣は、フェンスの代わりに樹木を植えて、敷地の境界や目隠しとして活用する方法です。
植栽ならではの自然な風合いが魅力で、建物や外構に緑を取り入れながら、ナチュラルな景観を楽しめます。
四季折々の変化を感じられる樹木を選べば、季節ごとに異なる表情も楽しめます。
一方で、きれいな状態を保つには、定期的な剪定や水やりなどの管理が必要です。
また、樹木によって適した生育環境は異なるため、設置場所の日当たりや土壌の状態も考慮して選びましょう。
住宅用フェンス設置の際に発生しがちな後悔

住宅用フェンスを設置する際、目的に適したものを設置しても失敗してしまうことがあります。
その内容は住宅や敷地の状態によりさまざまですが、特に多いのが以下のものです。
フェンスの高さが足りずに目隠しにならなかった
目隠しフェンスの設置でよくある失敗のひとつが、高さが足りず十分な目隠し効果を得られなかったというケースです。
プライバシーを確保するためにフェンスを設置する場合は、
道路や隣家からの視線を遮れる高さかどうか、事前に確認しておくことが大切です。
あわせて、室内やお庭からの見え方もチェックし、必要な目隠しの高さや範囲を把握しておきましょう。
フェンスの音鳴りや傾き
フェンスの設置後、風が吹くと音が鳴ったり、フェンスが傾いたりすることがあります。
こうしたトラブルを防ぐには、設置場所の風の強さや、フェンスを支える柱・基礎の強度などを考慮することが大切です。
特に風の影響を受けやすい場所では、フェンスの種類や設置方法にも注意し、敷地の条件に合ったものを選びましょう。
フェンスのデザインが住宅に合わない
フェンスの機能性は十分でも、住宅やほかの外構とデザインが合わず、
全体的にちぐはぐな印象になってしまうことがあります。
フェンス単体のデザインだけで選ぶのではなく、住宅の外観や門柱・アプローチなどとの調和も考えることが大切です。
色や素材・デザインのバランスを意識し、外構全体に統一感が生まれるフェンスを選びましょう。
境界トラブルが発生した
フェンスの設置をめぐり、隣家との話し合いが不十分なまま工事を進めると境界トラブルにつながることがあります。
特に高さのあるフェンスは、隣家の日当たりや風通しに影響する場合もあるため、
設置場所や高さを慎重に検討することが大切です。
トラブルを防ぐためにも、施工前に隣家へ設置の予定を伝え、必要に応じて相談をしておきましょう。
事前にコミュニケーションを取ることで、近隣との良好な関係を保ちやすくなります。
採光が遮られて室内やお庭が暗い
フェンスの高さや仕様・配置によっては、室内やお庭に十分な日光が届かなくなることもあります。
目隠し効果を優先した結果、室内やお庭が暗くなってしまうのもフェンス設置でよくある後悔のひとつです。
また、日当たりの変化は植栽の生育に影響する場合もあります。
フェンスを選ぶ際は、目隠し効果だけでなく高さやすき間の大きさ・設置位置にも配慮し、
室内やお庭への影響を考慮することが大切です。
よくある後悔を避けるためのフェンス選びや設置のポイント

では、フェンス設置を後悔しないためには、どのようなフェンスを選び設置すればいいのでしょうか。
次はフェンス選びや設置の際におさえておきたいポイントについて解説します。
必要な高さを確認したうえでフェンス設置の見積もりを取る
フェンスを設置する際は、まず目的に合った高さを確認することが大切です。
高さが足りなければ十分な目隠し効果を得られず、
反対に高すぎると、圧迫感が生まれたり日当たりに影響したりすることがあります。
設置場所や周囲の環境も踏まえ、外構業者に相談しながら適切な高さを検討しましょう。
また、フェンスの設置費用は、高さや設置範囲・使用する製品などによって変わります。
予算に限りがある場合はあらかじめ予算の目安を決めておき、希望する高さやデザインとあわせて相談するとスムーズです。
目的と予算に応じたフェンス選びをする
お庭全体を目隠しフェンスで囲うのではなく、外からの視線が気になる場所を見極め、
必要な部分に絞って設置することで予算を有効に活用できます。
目隠しフェンスに加え、メッシュフェンスや縦格子フェンスなどを組み合わせれば、
プライバシーを確保しながら費用を抑える工夫にもつながります。
近隣の方にあらかじめ相談しておく
境界トラブルが気になる場合は、施工前に近隣の方とコミュニケーションを取っておくことも大切です。
本格的に施工に移る前に工事について説明して理解を得ておきましょう。
外構業者によっては事前に挨拶や説明を一緒にしてくれるところもあります。
不安になる要素がある場合は、それも含めて相談しておくとより安心です。
フェンスを建てるときの依頼先を選ぶポイント

フェンスを建てる工事を請け負ってくれるところは、さまざまな業者が候補に挙がります。
この依頼先を適切に選ぶのも、フェンス施工における後悔を避けるための重要なポイントです。
施工の依頼先を選ぶ際は、以下のポイントを意識しましょう。
外構専門業者に依頼する
フェンスの設置は、ホームセンターやエクステリアショップなどでも依頼できますが、
外構全体のデザインや使いやすさにもこだわりたい場合は、外構専門業者への相談がおすすめです。
外構専門業者はフェンスの設置だけでなく、敷地の条件や周囲の環境・門柱やアプローチなど、
ほかの外構とのバランスも考慮しながらプランを提案できます。
特に、新築住宅の外構のように住まい全体の統一感を大切にしたい場合は、
フェンス単体ではなく外構全体を見据えて計画することが大切です。
複数の業者に現地調査と見積もりを依頼する
外構業者によって、得意とするデザインや施工内容・費用は異なります。
納得のいく依頼先を見つけるためにも、複数の業者から見積もりを取り提案内容や費用を比較して検討しましょう。
フェンスの設置費用は、施工内容だけでなく、周辺状況・敷地の状態によっても変わります。
そのため、より正確な費用を把握するには実際に設置場所を確認する現地調査が重要です。
見積もりを依頼する際は、金額だけでなく現地調査を踏まえた提案内容や工事の範囲も確認しておきましょう。
要望を相談したときに伝えられたデメリットやリスクも考慮する
信頼できる外構業者は、施主の要望をそのまま形にするだけでなく、
使い勝手やメンテナンス面なども考慮し、懸念点があれば事前に伝えてくれます。
フェンスの設置を相談する際は、希望を実現する方法だけでなく、
考えられるデメリットやリスクについても説明してくれるかを確認しましょう。
メリットとデメリットの両方を把握したうえで検討することが、設置後の後悔を防ぐことにつながります。
契約後の保証やアフターフォローもチェック
外構工事は、完成直後には気づかなかった不具合が、時間が経ってから発生することもあります。
こうしたトラブルに備えるためにも、工事の価格や施工内容だけでなく、
契約後の保証やアフターフォローについても確認しておきましょう。
保証の期間や対象となる不具合・無償対応の範囲などは、業者によって異なります。
有償での対応となる場合の費用も含め、契約前に内容を把握しておくことが大切です。
また、保証制度が整っていても、実際に対応してもらえなければ意味がありません。
施工後も相談できる窓口があるか、継続して対応できる体制が整っているかも、業者選びの際に確認しておきたいポイントです。
まとめ
フェンスにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や適した用途が異なります。
設置後に後悔しないためには、目隠し効果や採光・通風・デザイン・費用などを考慮し、
住まいや敷地の条件に合ったものを選ぶことが大切です。
また、フェンスの選び方だけでなく、設置位置や高さ・施工を依頼する業者選びも重要なポイントです。
今回ご紹介したポイントを参考に、理想のお庭づくりにお役立てください。
ザ・ガーデンでは、フェンス設置に関するご相談を承っております。
フェンス選びや設置方法でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。