
外構工事にはさまざまなトラブルが発生する可能性があります。このトラブルを防ぐために重要なのが、見積もりです。
実は、外構工事におけるトラブルは、見積もりを比較・チェックすることである程度予防できます。
今回は、後悔しない庭づくりに役立つ、見積もりのチェック方法と依頼の流れなどを解説します。
これから庭づくりをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
新築外構工事で見積もりが重要な理由
見積もりは、工費の確認だけでなく工事全体の内容を確認するための資料でもあります。
初期段階で確認することで、以下のトラブルを予防できます。
- 追加費用の発生
- 工事内容の食い違い
また、複数社に依頼することで、費用や実力を比較したうえで納得いく業者に依頼できるのも、見積もりを出す理由のひとつです。
自分の庭を安心して任せられる、高品質な業者を探しているなら、必ず見積作成を依頼しましょう。
外構工事の費用の仕組みと見積書でチェックすべきポイント

見積もりから業者の実力や相性を判断するには、外構工事の費用が発生する仕組みや、見積書をチェックする際のポイントを理解しておく必要があります。
まずは以下の内容をおさえておきましょう。
外構工事の費用の仕組み
外構工事にかかる費用は、施工内容や条件によって大きく変動します。
例えばコンクリートは1㎡あたりで計算されるため、施工範囲が広くなればなるほど費用も大きくなる仕組みです。
フェンスや塀も、設置範囲が広がるほど高額になります。
また、同じ工事内容でも地盤によっては下地工事などが必要になることもあり、このようなケースだと下地を整えるための費用がかかります。
同じ工事でも都市部と地方では相場が異なる場合もあります。これは、人件費や資材などの輸送費が異なるためです。
このように、施工内容と施工する土地によって外構工事の費用は変化します。
見積書をチェックする際は、これらの影響を頭に入れておきましょう。
見積書でチェックすべきポイント
金額の適正値が条件で変わると聞くと「じゃあどこで見積もりが適切かを判断するのか」と疑問に感じる方もいるでしょう。
見積書が適正かを判断する際に見るのは、金額だけではありません。
項目ごとの内訳をきちんと掲載しているかをチェックします。
見積もりに「一式」だけの表記で金額が掲載されていることがありますが、これでは工事内容が把握できません。
追加費用が発生するリスクなども高まります。このような事態を避けるためにも、見積もりの表記が「一式」だけになっていないかをまずチェックしましょう。
併せて、見積書と提案されたときの業者の反応も含めて確認しておきましょう。
提案時には以下の要素におかしな点や合わない点がないか確認してください。
- 根拠ある施工内容の提案
- 工事期間の目安
- 保証の有無
予算が限られている場合は、設計や材料で調整できないか質問してみるのもいいでしょう。
このときは、きちんと施主のことを考えた設計・調整を提案できるかを見極めてください。
根拠のない提案や安易なグレードダウンを提案するような業者は、候補から外すことをおすすめします。
外構工事の見積もりをもらうまでの流れ

では次は、外構工事の見積もりをもらうまでの流れを確認しましょう。
依頼から見積書の提案までの基本的な流れを解説します。
見積もり依頼
まずは建築予定地に対応している外構業者を数件探しましょう。
探す際はネットで「新築外構工事 ○○(土地名)」で検索すれば、実際に施工を受け付けている業者のサイトが検索結果に表示される中から選びましょう。
*例「外構 一宮」「外構 岐阜」「外構 名古屋」など
外構業者のサイトには多くの場合実績が掲載されています。
新築の外観や理想の庭に近いテイスト・施工内容を手掛けている会社を選びましょう。
めぼしい業者をピックアップしたら、電話やメールなどで見積もりを依頼します。
このとき必ず「相見積もりでお願いします」と依頼しましょう。
併せて施工場所となる新築の住所・工期や予算の目安などを伝えておくとスムーズに話を進められます。
またイメージがある程度決まっているなら、この時点で写真などを見せるのもおすすめです。
現地調査
見積もり依頼を受けた業者は、まず施工場所となる新築のある敷地に現地調査に向かいます。
現地調査では、以下の要素を確認しながら施主の要望をヒアリングします。
- 隣地の状況
- 隣地の窓の位置
- 既存設備
- 家の配置
- 周囲の交通状況
ヒアリングの内容と周辺環境を考慮したうえでアドバイスしつつ、プランニングの方向を決めます。
なお、図面だけだとこれらの情報は判断できません。
「図面だけで見積もりを出せます」といわれたら、その時点でその業者は避けた方がいいでしょう。
プランニング
現地調査を終えたら、その内容を考慮して設計します。
施工に必要な内容や依頼した時期によっても異なりますが、新築外構の場合、プランニングは大体2~3週間ほどで完了します。
見積書の完成
プランと見積もりを確認しましょう。このとき、設計の際に考慮した要素や、施主の要望などをどのように取り入れたか説明してくれます。
見積もりは郵送でも対応してくれる場合もありますが、上記の内容を詳しく確認するためにもできれば対面で話を聞いた方がいいでしょう。提案された時点で疑問や詳しい内容を聞くことで、施工中やその後のすれ違いを予防できます。
見積もりがすべてそろったら比較して施工業者を検討する

外構業者に見積もり作成を依頼する際は、相場や費用の変化を見極めるためにも複数依頼するのが一般的です。
依頼先を見つける際は、まず一度見積もりや設計を持ち帰り、依頼を出した業者の見積もりがすべてそろってから決定しましょう。
比較することで施工相場をある程度予想できるほか、業者ごとの特色を見極めたうえで依頼できます。
理想の外構を手に入れるためには、その理想を実現できる業者を見つける必要があります。
業者選びの際は、焦らずもっとも相性のいい業者を探しましょう。
外構工事の見積もりにありがちな失敗
外構工事で発生しがちな後悔やトラブルは、見積もりの時点である程度予防できます。
そのためには、見積もりでありがちな失敗を知っておくことが大切です。
次は外構工事の見積もりを依頼するときやチェック時にありがちな失敗を解説します。
準備不足の状態で見積もりを依頼する
外構に欲しい機能やデザインが明確化されていない状態で依頼しても、業者はおおよその見積りでの提示となります。
あやふやな状態で依頼したために、思ったような外構にならず後悔することになった、というのは新築外構ではよくある失敗です。
見積もりを出す場合は、事前に欲しい機能をおおよそ決めておきましょう。
例えば一口に駐車スペースといっても、複数の候補があります。
- 駐車場:コンクリートなどで駐車スペースを作るだけ
- カーポート:上記設備に雨雪を避けるための屋根を付ける
- 車庫:防犯性に優れた駐車スペースや収納・メンテナンス機能を付けた外構を設置する
ほしい機能が明確化されていない状態では、まずどの設備を設置するかから話し合うことになります。
また、同じ設備でも駐車台数やサイズ・買い替えの有無などによっても内容が変わるため、設置したい外構ごとに細かい内容を詰めておかなくてはなりません。
庭に欲しい機能やデザインはある程度詰めた状態で見積もりを依頼しましょう。
家族構成や外構の優先順位などを決めておくとより安心です。
打ち合わせ前に明確にしなくとも相談時に決めていくのも良いと思います。
「一式」の表記を見逃す
先ほども少し触れましたが、見積書が「外構工事一式:○○万円」のような表記だけの場合があります。
これではどのような工事をするのか判断できません。他社との比較も不可能です。
このような業者に依頼してしまうと、施工後に追加費用を請求されるなどのトラブルにつながります。
一式表記で渡された場合は、必ず詳細な内訳を確認しましょう。
詳細な内容を教えてもらえない場合や、教えてもらっても納得できない場合は、その業者は候補から外してください。
現地調査しない見積もりを信用する
一式表記の見積もりを渡してくる業者と同じくらい警戒すべきなのが、現地調査なしの見積もりを渡してくる業者です。
土地の状態や周辺環境は、図面からは分かりません。
必要な施工を見極め、快適な庭を造るには現地調査は必須です。
調査不足のまま施工したために、追加の施工や費用が発生するケースもあります。
庭づくりを後悔しないためにも、必ず現地調査したうえで見積書を作成する業者に依頼しましょう。
価格だけで業者を選ぶ
見積書を複数の業者に依頼すると、ごく稀にほかの業者よりもはるかに施工費用が安い業者に当たることがあります。
「ここならお得にできる!」と依頼してしまう方がいますが、このような業者は危険です。
ほかの業者に比べて明らかに安い場合、以下のような問題を抱えている可能性があります。
- 施工実績が少ない
- 低品質の材料で施工している
- 下請けに丸投げで現場管理が甘い
これらの問題は施工後のイメージ違いや不具合を招く原因になり、やり直しする事態につながる恐れがあります。
安く済んでも再施工費用がかかる場合もあるため、あまりにも安い業者は避けましょう。
断れずに契約してしまう
見積もりを取ると断りにくいと感じる方もいるかもしれません。
しかし、一度持ち帰ってすべての見積もりがそろってから依頼先を選びましょう。
納得していない状態で契約すると、あとでトラブルや後悔につながる恐れがあります。
また、見積もりで疑問に感じることがあれば、すぐに質問しましょう。
質問内容だけでなく、回答する際の対応にも注意してください。
業者との相性もまた、いい外構づくりを実現するためのポイントです。
新築外構工事で見積もりを依頼する際の注意点
新築外構で見積もりを出す際は、これまでの内容と併せて以下の点にも注意しておきましょう。
次は見積もりを依頼する際の注意点や、見積もりを比較する際のポイントを解説します。
複数社に相見積もりを依頼する
「相見積もり」とは、複数社に見積もりを依頼することです。
外構工事に見積もりを依頼する際は、必ず業者に「相見積もりでお願いします」と伝えましょう。
外構業者はそれぞれ提案内容やデザイン力・素材の選び方が異なります。
これは人件費なども同様で、完全に同じところはありません。
相見積もりを出すことで、最初からひとつに絞り込んだ場合には得られない選択肢を発見できます。
また、複数の業者が出した見積もりを比べることで、施工費の妥当な額が自然と分かるようになります。
トラブルに発展する可能性が高い業者を見積もりの時点で選択肢から外すことができるのも、相見積もりをすべき理由です。
ちなみに、業者に相見積もりで依頼していることを伝えると、ほかの業者から依頼を勝ち取るためにサービスしてくれる所もあります。そういう意味でも、相見積もりはおすすめです。
ハウスメーカーとの金額とも比較する
新築を建てる際、ハウスメーカーからも外構工事の案内をもらうことがあります。
この場合、外構工事を施工するのはハウスメーカーではなくその下請けをしている業者です。
ハウスメーカーが仲介している分、仲介手数料が発生しています。
新築と同時進行で外構を造ってもらえる便利さはありますが、場合によっては自分たちで業者を探した方が費用を抑えられる可能性があります。
デザインや機能に制限があるケースもあり、こだわりがある場合は特に注意が必要です。
ハウスメーカーから外構工事を提案された場合も、いったん見積もりをもらい、外構業者のものと比較してから決定しましょう。
見積もりの内容を読み解けない場合は別業者に相談する
異様に安い見積もりや明細が表記されていない見積もりは、外構に関する知識がなくても比較的わかりやすく除外できます。
しかし、素材のグレードなどは専門知識がないと判断が難しいものです。
施工トラブルを避けたいと思っている状態で見積もりを見ていると「おかしい所は見つからないけど、心配になる」と感じることもあるでしょう。
このような状態になった場合は、作りたい外構に近い施工事例や写真を用意すると判断できます。
気になる業者がいる場合は、施工事例や写真をもとに「これと同じような外構(工事)にしたいが、その場合の費用を知りたい」と相談してみましょう。
信頼できる業者なら、具体的に説明してくれるはずです。
質問に対して真摯な対応をしてくれる業者を選びましょう。
まとめ
理想の庭づくりのためには、作りたい庭を得意とする業者を選ぶ必要があります。
適切な業者を選ぶには、見積もりは重要な要素を占めています。
最初からひとつの業者に絞り込むのではなく、複数の業者を比較したうえで依頼先を選びましょう。
ザ・ガーデンでは新築外構の施工だけでなく、見積もりに関するご相談も受け付けております。
庭づくりに関するご相談がある方は、お気軽にお問い合わせください。