2025年08月30日

注文住宅の外観をおしゃれにするポイントは外構にあり!後悔しない庭づくり

憧れの注文住宅を建てたのに、なんだかいまいちおしゃれに見えないというお悩みを抱えている方は意外と多くいます。

このような失敗を避けるには、ポイントを抑えた庭づくりが重要です。

外構づくりで抑えておきたいポイントを解説します。


注文住宅の外観がダサくなる外構にありがちな原因

岐阜県岐阜市の新築外構のカーポート梁延長

注文住宅を建てる方のなかには、家の外観にこだわる方もたくさんいます。

しかしどんなに家の外観にこだわっても、外構に問題があると、おしゃれに見えないこともあります。

このような事態を防ぐためにも、外観がダサく映ってしまう場合にありがちな原因について知っておきましょう。

 

新築の屋根や壁・外構が安っぽい

新築やその周辺を構成する外構に安っぽい色や素材を採用してしまうと、イメージ通りにいかないだけでなく、安っぽい印象を与えてしまいます。

これは外構に使用する資材が原因となるため、どんなテイストの庭でも起こる可能性のある原因です。

色や素材・ディテールは工夫がないと単調に見えてしまいます。

外観をおしゃれに見せつつ予算を抑えるテクニックとして、外構をシンプルに作るテクニックがあります。このようなテクニックを用いる場合は、デザインにアクセントをプラスしましょう。

また、装飾性の高い注文住宅の場合、住宅の外観がどんなにきれいでも外構の色が派手、または、カラフルだと統一感のない印象を与えてしまいます。

結果、安っぽい印象を持たれてしまうこともあります。装飾性の高いデザインを採用する場合は、色や素材を統一しましょう。

 

玄関とのバランスが悪い

玄関ドアやその周辺は、家の顔とも言える重要な部分です。

アプローチなどのデザインが家と異なる色・テイストだと、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。

アプローチやテラスなど、機能的に住宅のそばに配置しがちな外構は、家の外観に合わせた色・テイストのものを選びましょう。

予算に限りがある場合でも、玄関や家周りの外構に注力し、その他はシンプルな構成にすれば、デザイン性の高い外観に仕上げられます。注文住宅ではどうしても家に予算や意識が集中しがちですが、外構にもきちんと目を向けましょう。

 

住宅に対して外構が手抜き

外構は住宅や敷地の周囲を彩る重要な要素です。

家にこだわりすぎて外構をおろそかにすると、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。手抜きや適当な印象、だらしがない印象を与えてしまうでしょう。

外観にこだわって注文住宅を建てる場合は、外構もある程度こだわりを持ってデザインしないと「なんかダサい」と思われてしまいます。注文住宅を建てる際は、家だけでなく外構にもきちんと目を向けることが、おしゃれな家を作るポイントです。

 


デザインにこだわりすぎたために起こる失敗例

ここまで、注文住宅の外観で起こりがちなデザインの失敗例を取り上げました。

しかし外構における失敗例は、手抜きによるものだけではありません。

外構の役割は家や周囲を彩るだけでなく、機能性も含まれています。見た目にこだわりすぎるあまり、機能をおろそかにしたり、予算オーバーなどのトラブルを招いたりすることもあります。

次はデザインにこだわりすぎたために起こる失敗例について解説します。

注文住宅と外構をおしゃれに、バランスよくするためにも、以下の内容を覚えておきましょう。

 

デザインを優先しすぎて使いづらい庭に

庭の見た目や装飾性を優先しすぎると、以下のような支障をきたす恐れがあります。

 

  • 駐車場が狭くてドアの開閉や乗り降りがスムーズにできない
  • 新しい車を追加した・乗り換えたら駐車場に入らなかった
  • 水栓やコンセントを使いづらい場所に配置してしまった
  • 照明の明かりが室内に入り込んでまぶしい
  • 郵便物が取り出しにくいポストを選んでしまった
  • スムーズに移動できない位置に車庫や玄関アプローチを配置してしまった

 

注文住宅と同じく細部にまでこだわりを持たせようとして、生活動線に合わない外構や配置を採用してしまいます。

これでは後々困った事態になりかねません。外構やその配置を検討する際は、デザインだけでなく生活動線や機能性にも注目しましょう。

 

思わぬ予算の発生

使いづらい庭を造ってしまうケースと同じくらいよくあるのが、思わぬ予算トラブルです。

 

  • 想定していなかった追加工事
  • 悪天候による施工期間延長
  • 雨や雪による工事中断と工期延長

 

このような事態が発生したために、予想外の出費が発生することがあります。

これは初期費用節約のためにシンプルなデザインにした場合も、例外ではありません。

例えば、最低限の施工だけで済ませようとしたために、あとからフェンスや駐車場が必要になったケースがあります。

この場合、リフォーム対応となるため、実質的に外構工事2回分の費用がかかってしまいます。

依頼前のヒアリングや予算取りの段階で必要な機能をきちんと確認・相談しておけば、このような事態はほとんど起こりません。

その他にも、雨や台風・雪などの影響で工事ができない期間が続くと、その分工期が伸びてしまいます。

あわせて人件費などもかさむため、本来よりも費用が掛かってしまうケースもあります。

万が一の事態が発生しても対応できるよう、工期や予算は余裕をもって計画しましょう。

 


注文住宅の外観における外構のポイント

注文住宅の外観をおしゃれにするには、住宅のデザインだけでなく外構にも注意しなくてはなりません。

外構業者に依頼する際は、以下のポイントを抑えておきましょう。

 

住宅と外観のイメージを決める

おしゃれな外観を作るうえで重要なのが、住宅と外構の統一感です。

どちらに注力しすぎてもアンバランスになるため、住宅の内側と外側はバランスよくデザインしましょう。

そのためにもまずは、どんなテイストの外構を選ぶべきか決める必要があります。

外構のテイストはたくさんありますが、最近よく採用されているのが以下のものです。

 

  • シンプルモダン:凹凸のない直線的なシルエットとモノトーンカラーが特徴。誰からも好まれやすくすっきりとした印象を与えられる
  • 和モダン:現代建築に和を感じるデザインやカラーを取り入れたテイスト。幅広い年代に好まれる
  • ナチュラル:木材やタイル・しっくいなどの自然素材がよく使われているほか、白やベージュなどの柔らかい雰囲気を与えられる色をよく採用しているテイスト
  • エレガント:高級感ある装飾性の高いテイスト。明るい色をベースにしつつ、タイルやレンガなどを採用しているほか、アーチなどの曲線的なデザインが使われることが多い
  • リゾート:別荘などをイメージしたテイストで、白やグレーなどの明るめのカラーがよくつかわれる。木やタイルなどの自然素材が使われているのも特徴
  • 北欧:フィンランドなどの住宅をイメージしたデザインで、白や淡く明るい寒色がよく採用されているほか、スタイリッシュな印象がある
  • アメリカンカントリー:コテージやログハウスなどの素朴かつおしゃれな印象を与えるテイスト。木材との相性に優れている

 

最近のトレンドとしては、シンプルなスタイルや北欧テイストを取り込んだモダンスタイルが人気です。

北欧モダンスタイルでは、グレーや白・黒などのモノトーンカラーがよく採用されています。

ザ・ガーデンでは黒やグレーを用いることで、おしゃれなカフェのような雰囲気の外観を提供しています。

なお、外観のテイストを決定する際は、家や庭などの敷地だけでなく、その周辺にも注意しましょう。

例えば、和モダンの住宅や外観が多い中にカントリーなどのテイストで家を建ててしまうと、周囲から浮いてしまい、違和感ある印象を与えてしまいます。

おしゃれな外観は、家や庭だけでなく周囲との統一感にも注意が必要です。

検討する際は、実際にそのテイストで家や庭を造っても問題ないかも含めて考えましょう。

 

外構のスタイルを選ぶ

外観のテイストを決めたら、次は外構のスタイルを選択しましょう。外構には以下3つのスタイルがあります。

 

  • オープン:柵などを設けない開放的なスタイル
  • セミクローズ:一部だけ柵を設けるなどの敷地と外をゆるく分けるスタイル
  • クローズ:フェンスや生垣で敷地や家を囲むスタイル

 

すっきりとした外観や解放感を重視したい場合は、オープンまたはセミクローズがおすすめです。

防犯やプライバシーにこだわりたい場合は、クローズを選択しましょう。なお、クローズはほかのスタイルに比べて閉塞感があります。家を建てる土地の特性も考慮した上で選びましょう。

なお、柵や生垣でも外観の印象は大きく変化します。特にクローズを選択する場合は、塀や生垣をどんなテイストにするかをよく検討することが大切です。

 

家から敷地・敷地から外への動線に注目する

玄関から敷地を繋ぐ役目を果たすのが、アプローチです。

アプローチの段差が移動しにくいと外出が億劫になります。これは敷地内にある駐車場や車庫までの道のりも同様です。

これは掃き出し口・勝手口から外に出る道も例外ではありません。家から出て敷地外に行く道が曲がりくねっていると、外に出るたびに不便な思いをすることになります。

このような事態を防ぐためにも、外構の配置は以下の動線に注意しながら検討しましょう。

 

  • 玄関や掃き出し口・勝手口から庭に出るときの動線
  • 敷地からその外にある道路などに出るときの動線

 

この動線について考えるときは、外に出るときどのようなルートをたどればスムーズに動けるかに注目しましょう。

ルートが決まれば外構の配置も自然とそれに沿って決定できます。一度決めた配置も、不要な階段や曲がりくねったルートがないか確認してから決定するとより安心です。

駐車場や水栓を配置する場合は、それを利用する際の動線も必要です。こちらも欠かさず確認しておきましょう。

 

植栽や照明を選択する

植栽や照明は、外観だけでなく庭の機能にもかかわる要素です。

まったく設置しないのも選択のひとつですが、あまりおすすめしません。

コンクリートなどの石でできた素材だけだと殺風景になります。また、植栽は目隠しやフェンスの補助として、照明は夜の移動や防犯をサポートする役割もある外構です。できるだけ設置した方が、おしゃれで使いやすくなります。

植栽や照明は最初に決定した家と庭全体のテイストにあわせて選べば、デザインから浮いてしまうことはほとんどありません。

こだわる場合は庭が完成してすぐの外観だけでなく、その後の手入れも含めて考えるといいでしょう。

例えば、コンクリート敷きの駐車場だけの外構でも、コンクリートなどのすき間に芝生や花を植えるだけで、見た目にアクセントを与えられます。

玄関アプローチに照明をつければ、夜には昼と違った雰囲気を楽しめます。

暗い中で庭を進む際のサポートにもなるため、機能面でもおすすめです。

また、植栽は外構のデザインにおいて重要な要素でありながら、柵などに比べるとコストを抑えられる可能性があります。

花壇や植栽を植えるエリアを業者に整えてもらい、あとは自分でDIYすることも可能です。

なお、見た目や機能に優れた植栽には、季節ごとの手入れが必要なものや、害虫・鳥が寄ってくるものがあります。

こうした特徴のある植栽をきれいに保つには、季節ごとのメンテナンスが必要です。

このメンテナンスにきちんと手間をかけられるかも、おしゃれな外観を得るうえでは重要な要素となります。

植栽にこだわる場合は、庭が完成した時の姿だけでなく、その後の外観も考慮しながら決定しましょう。

 

屋外だけでなく室内から見た風景にも注目して

外構のデザインにおいて、敷地外から家とともに見た外観だけでなく、室内から見た姿もまた重要な要素です。

外構やその配置を決定する際は、外から見た風景だけでなく室内から見て後悔しないか・見苦しくないかもチェックしましょう。

例えば、注文住宅と臨家との距離が近いと、窓の位置によってはお互いの家の中が見えてしまう恐れがあります。

この状態を解決するには、フェンスや植栽での目隠しが必要です。こうした事態が起こらないかのチェックを怠ると、いざ引っ越した後に後悔する可能性があります。

このような事態を避けるためにも「家の中から見た外構のデザイン」も忘れず確認しましょう。

 


外構に割く予算を効率的に使いたい場合におすすめなテクニック

タイルデッキ

注文住宅を購入する方の中には、住宅の機能や外観にこだわりたいが、どうしても外構にあまりお金をかけられないという方もいるかと思います。どちらもバランスよく費用をかけるのがベストですが、予算やこだわり上、難しい場合もあるでしょう。

次はこのようなケースでもおしゃれな外構を作るテクニックを解説します。

 

素材にメリハリをつける

外構に手を抜きすぎると安っぽい印象になってしまいます。

安価な素材を多用して庭全体が安っぽい、野暮ったい印象になってしまうのは、外構費用を節約しようとした場合によくあるトラブルです。

このような事態を避けるには、安価な資材や選択肢を活用する方法があります。

例えば、タイルは見た目に優れている分価格が高額になりがちです。これを塗装で対応することで、デザインの変更を最小限にしつつ、費用を節約できます。

また、ゴミ箱や給湯器などの設備を徹底的に隠しつつ、門回りなどの家の顔になる部分に焦点を当ててデザインするのもおすすめです。

デザインを集中させることで、ほかの費用を最小限に抑えつつ、おしゃれな外観を構築できます。

 

デザイン性の高いコンクリート手法を取り入れる

デザイン性にこだわりつつ費用を抑えたい場合は、デザイン性の高いコンクリートを利用するといいでしょう。

コンクリートは表面に模様をつけたり砂利を混ぜて洗い出すなどの手法でデザイン性を高められます。

アクセントがほしい部分に小さい花などの植栽を活用すれば、デザインが単調になることもありません。

予算に限りがある場合は、コンクリートを活用して演出できないか、業者に相談するといいでしょう。

 

 


まとめ

注文住宅の外観が安っぽい・ダサい状態になるのは、家と庭にかける費用やデザインのバランスが崩れているためです。

このような事態を避けるためにも、家や庭を建てる際の費用はバランスよく検討しましょう。

 

予算に余裕がない場合でもおしゃれな庭を造ることはできます。

注文住宅の庭づくりでお困りのことがあれば、ザ・ガーデンにご相談ください。

  • Twitter
  • Pinterest