2026年02月24日

新築外構の成功と失敗を分ける5ポイント|業者選びのコツも教えます

新築外構でこだわりを込めたのに、実際に使ってみたら使いづらいなど後悔することになったというのはよくあります。

新築外構を成功させるには、5つのポイントをおさえておくことが大切です。

 

新築外構を成功させるための5つのポイントと、業者の選び方を解説します。

 


外構におけるよくある失敗例

外構工事では、施工依頼の段階から施工完了後まで、さまざまな失敗が発生することがあります。

後悔しない庭づくりのためには、これらの失敗を知っておく必要があります。

まずは、よくある失敗例について解説します。

 

 

メンテナンス不足

外構は施工完了ですべてが終わる、というものではありません。

いつまでも竣工後の美しい状態を保つには、こまめなメンテナンスが必要です。

手入れしないまま放置すると、見栄えが悪くなるばかりか、さまざまなトラブルが発生します。

たとえば、植栽を剪定せず、雑草が生えるままに放置していると、庭の見栄えが悪くなり機能性が低下します。

状態によっては、ほかの敷地に影響することもあるでしょう。

実際、放置した庭がご近所トラブルにつながるのはよくあることです。

このような事態を防ぐには、外構を設計する段階でどれだけメンテナンスにお金と手間をかけられるかを考える必要があります

 

生活感が強い

おしゃれで綺麗な庭をつくるには、いかに生活感を出さないかが重要になります。

丸見えの洗濯物やごみ箱は、庭の生活感を強めてしまう要因です。

これらの問題は外構を設計する段階で対応しておかなくてはなりません。

この失敗を避けるには、生活感を感じるものをどう収納するか、目隠しの有無なども含めて設計する必要があります。

そのためには、業者選びの際に信頼性の高い提案や具体的な実例をもとに回答をしてくれるかを見極めることも大切です。

 

使いにくい

おしゃれで整った庭であることを優先しすぎて、駐車や移動が難しい庭を造ってしまうことがあります。

外観を優先しすぎて動線が整っていない庭を造ってしまうのも、ありがちな失敗です。

「多少不便でも外観へのこだわりは捨てたくない」と考える方もいるかもしれません。

しかし実際は長年住み続けるうちに考えが変わったり、徐々に後悔が募ったりしてリフォームする方がほとんどです。

また、家族からの同意が得られず、トラブルにつながるケースもあります。

このような失敗を避けるには、外観にばかり目を向けず、機能性にも目を向けて設計する必要があります。

 

予算オーバー

庭の機能性とともに外観にこだわった際に発生しがちな問題が、予算オーバーです。

理想を実現することにばかり目を向けたために、見積もりの時点で予算を大幅に超えてしまった、というのはよくあります。

また、新築や設備にお金をかけすぎて外構に割ける予算に余裕がない、というパターンもあります。

思わぬ予算オーバーを避けるためにも、予算がどれだけあるかを確認したうえで見積もりや施工を依頼しましょう。

 


新築外構を成功させるポイント

では、新築外構の失敗を避け、おしゃれな庭をつくるにはどうすればいいのでしょうか。

次は、外構工事を成功させるポイントを解説します。

 

新築と街並みとの一体感を意識する

新築外構を設計・施工する際に重要なのが、新築と街並みにいかになじませるかという点です。

相談や設計の際は、新築全体との調和だけでなく、周囲の住宅や街の雰囲気も意識しながら検討しましょう。

初めて家を建てた方のなかには「何に気をつけたらいいか分からない」と悩んでしまう方もいるかもしれません。

このような場合は、遠慮なく業者に相談し、プロ目線の提案やアドバイスを受けるようにしましょう。

 

設計段階から入念に準備する

外構のテイストや状態に限らず、発生が予想される問題は設計時点から潰していくのも成功に必要なポイントです。

業者とは契約前の段階から密にやり取りし、計画やパースに従って施工できる状態を作りましょう。

話し合いの段階で業者とともにイメージのすり合わせをすることで、施工中のトラブルを防ぐ効果が期待できます。

特にファサードやアプローチなどの、家と庭の「顔」となる外構は失敗やトラブルにつながりやすい外構です。

ここは特に外観や街並みとの一体感や、入念な話し合い・計画を心がけてください。安易な計画は厳禁です。

 

顧客と業者が「一緒に外構をつくる」意識を持つ

庭づくりは顧客と業者が手を取り合って行う作業です。

こだわりが前に出過ぎても、業者にまかせっきりでもうまくいきません。

業者とともに「一緒に外構をつくる」意識を持ちましょう。

共に庭をつくる意識が不足していると、工事開始後のトラブルやすれ違いが発生しやすくなります。

状況によっては、庭づくりを一からやり直す必要も出てくるでしょう。

このような事態を避けるためにも、主体性と協力する意識をもって庭づくりに挑んでください。

 

外構は長期的な視点で選択・施工依頼する

外構分野では、日々新しい機能やデザインが発表されています。

施工やその打ち合わせ前にネットなどで調べて最新の設備やデザインを調べる方もいるでしょう。

しかし、安易に最新設備やデザインに飛びつくのは危険です。

外構を選び、施工依頼する際は、長期的な視点を持ちましょう。

どんなによく見えるものでも、長期的な視点で見ると耐久性などに問題を抱えている場合があります。

雨漏りなどのトラブルが発生するか、劣化するとしたらどれだけのスパンで買い替えるべきかなどの視点も含めて考えてください。

 

動線を意識して配置する

外観にこだわるあまり機能性が低下してしまった、という事態を防ぐには動線を意識した施工計画を立てる必要があります。

誰でも使いやすい外構をつくるには、大人はもちろん子どもや来客など、家を訪れる可能性のある人すべての動線を考えなくてはなりません。

複数の動線を意識しながら駐車場やアプローチを設計するには、専門的な知識が必要です。

使いやすい外構を手に入れるには、建築士や外構業者の意見や提案をいかに活かすかにかかっています。

新築の外構工事を依頼する際は、できるだけ早めのタイミングを心がけましょう。

 


新築完成後に外構工事を検討すると発生する問題点

まれに、新築完成後に外構工事を検討・依頼する方がいます。

しかし、できれば外構の施工相談や依頼は新築の配置を決めた時点、つまり建築着手の前に相談するのがベストです。

ベストの状態で施工を依頼するには、新築建設開始のタイミングで業者に相談する必要があります。

 

外構工事は依頼すればすぐに着工できるわけではありません。

初回のヒアリングからプラン修正まで、最低でも2か月はかかります。

新築完成後に依頼しようとすると、駐車場などがない状態で数か月過ごさなくてはなりません。

そのうえ、外構工事中の敷地内に車を止められないなど、生活にも影響が出ます。

移動に問題がなくても、施工中の音がうるさいなどの悩みが発生します。

新築竣工後の依頼は、資金面でもおすすめできない理由があります。

建物完成後に施工依頼する場合、住宅ローンは使えない可能性があり、リフォームローンを活用する形になります。

新築建設時から計画しておけば、このような事態は避けられます。

外構工事を検討する際は、新築建設時から手続きなどを進めておきましょう。

 


外構工事の予算相場と予算の立て方

外構工事の後悔につながる要素のうち、予算オーバーは事前に費用相場などを知っていればある程度避けられる問題です。

予算相場と実際に予算を計算する方法を解説するので、これまでの内容とともに外構づくりの参考にしてください。

 

主な施工内容と費用目安

新築の外構工事の費用目安は、数十万〜数百万とかなり差が開いています。

これは、施工範囲の広さや施工前に必要な工事の有無などが関係しているためです。

具体的な費用目安を計算するには、各工事の目安金額を知っておく必要があります。

 

施工内容

費用目安

注意点

駐車スペース

1台分あたり20~40万円

  • コンクリート舗装
  • カーポート設置には追加料金

門柱や門扉

2~20万円

  • 表札・ポスト・インターホンを含む

アプローチ

1㎡当たり1~3万円

  • コンクリートタイルや石張りは追加料金

フェンスや塀

  • 材質で変動

20~70万円

  • 芝貼りやシンボルツリー・花壇の設置
  • ウッドデッキやテラスの設置

 

外構全体の予算目安は、これらをすべて合算した金額になります。

施工内容や素材の品質によっても変化するため、施工会社に見積もりを依頼する際は細かく希望を伝えておきましょう。

 

予算配分の考え方と優先順位

予算オーバーを防ぐには、必要な外構工事を見分けて優先順位をつけることも大切です。

生活に必要な部分を優先して計画・施工するよう考えましょう。

具体的には、駐車場やアプローチなどの生活や庭の機能を維持するものを優先してください。

必要なものから計算・計画すれば、不要な工事を依頼したせいで予算オーバーになる事態を防げます。

細かい部分のこだわりは、予算状況を見ながら追加していきましょう。

 


新築外構を成功に導く業者選びのポイント

玄関ポーチイメージ

新築外構を成功させるには、信頼できる業者を選ぶことも大切です。

施工を依頼する業者を選ぶ際は、以下のポイントを意識しながら選びましょう。

 

具体的な提案や確認ができるか

機能性とデザイン性を両立させた庭づくりのためには、専門的な知識と技術が必要です。

候補として選んだ業者が、専門的な知識を活かした提案ができるかきちんと見極めましょう。

ただ専門的な知識を披露しているのではなく、具体的なイメージを持てるよう工夫しているかも重要なポイントです。

最近ではパースをただ提案するのではなく、3DソフトやVRを通じてより具体的な提案をするよう心掛けている業者もあります。

業者を選ぶ際は、具体的でわかりやすい提案ができることや、相談や依頼に対して安全面などの確認がきちんとできる所を選んでください。

 

質問に対して信頼できるレスポンスがあるか

外構づくりに関する質問をしたときの反応も、いい業者を見極めるのに必要なポイントです。

信頼できるレスポンスが返ってくるかチェックしましょう。

あいまいな返答や、こちらが不安になるような回答が返ってくるところは選んではなりません。

良心的な外構業者は、施工時点の提案だけでなく将来のことも含めて配慮した提案や回答をしてくれます。

質問したときに自分の希望や新築に住む家族の状態を加味した回答が返ってくるなら、その業者は信頼できると判断していいでしょう。

 

自分の作りたい外構の施工事例があるか

外構業者はそれぞれ得意とする施工が異なります。

複数のデザイナーや職人を抱えている場合、その人ごとに得意とするものも異なるため、注意が必要です。

ほしい庭のテイストや機能をきちんと施工できる業者か見極めるには、施工事例をチェックしましょう。

業者のホームページには、必ず施工事例が掲載されています。

施工事例のなかにほしい庭のテイストや機能を扱っているかをチェックしましょう。

事前に施工したいまたは必要になりそうな工事が判明しているなら、問い合わせの段階で確認するのもいい方法です。

 

実店舗があるか

外構業者のなかには実店舗を置かない「WEB完結型」の業者があります。

ショールームなどを持たない分固定費を削減できるため、実店舗がある業者よりも費用を安く抑えられるのが大きな特徴です。

業者を探している際、このような店舗を利用しようとした方もいるのではないでしょうか。

しかし、実店舗が無いタイプの場合、実際に施工するのは地域の提携店です。

全国同じ施工価格で実施できても、品質までは保証されません。

また、実物のサンプルやカタログを店舗に足を運んで確認できないため、イメージと違う仕上がりになる可能性があります。

価格面にばかり目を向けて実店舗のない業者に依頼してしまうと、思わぬトラブルに遭遇する恐れがあります。

業者選びの際は、実店舗があるかもきちんと確認しておきましょう。

 


見積もりチェックの際に注意しておきたいポイント

業者をある程度選定したあとは見積もり依頼を出します。このとき返ってきた見積もりも業者選びにおいて重要なポイントです。

チェックする際はモラルに従ってクオリティの高い内容を作成しているかに注目しながら比較しましょう。

具体的には、以下のポイントをきちんとおさえているかを確認してください。

  • 図面の使いまわしをしていない
  • 失敗しない外構づくりのポイントをきちんとおさえている
  • 質問や疑問に真摯に回答してくれる

見積もりを比較するとどうしても価格にばかり目が行ってしまいますが、後悔しない庭づくりのためにはこのようなポイントをおさえておくことも大切です。

見積もりの内容や図面も丁寧に目を通しましょう。

 


まとめ

外構づくりの失敗には必ず原因があります。

事前によくある失敗をおさえ、思い描いた庭をつくるためのポイントを理解したうえで庭づくりに取りかかりましょう。

また、きちんとコミュニケーションをとれる業者を選ぶことも大切です。

 

ザ・ガーデンでは新築の外構工事に関するご相談を受け付けております。外構づくりでお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。

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